石炭の記憶・・・
朝早く、車通りの少ないときに外へ出ると各家々から灯油の燃焼する臭いが立ち込め
深く息を吸い込むと、むか~しの記憶が浮かんで来ます・・・年なのかな??
・・・燃焼絡みで、石炭に纏わる記憶の一部を・・・
趣のあるアパートメント脇の、良く手入れのされた生垣に挟まれた道を通って、突き当たりに生家がありました
道路から20mほど奥まっていたので、冬になるとこの通路の雪かきをするのが嫌でしたし
石炭屋さん(懐かしい)も、道に止めたトラックからうちの裏にある石炭小屋まで
こもに入れた石炭を担いでくるのが大変そうだったのを記憶しています。
・・・そう・・・石炭屋さんが帰った跡には必ずこぼれた石炭があって、拾って足しにしていました。
石炭の割面はきらきらとガラスのかけらのように光って、自分には宝石のように見え
後にこれが黒いダイヤと呼ばれていることを知り、納得したものです。
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